住宅の省エネ基準対応で先を行く同社の技術レベルをアピール

 10月3日、豊橋技術科学大学で産学官金の連携交流会「イノベーションミートアップ2025」が開催され、同大学の研究者および学生のほか、自治体や地元企業、金融機関など60社以上から約300人が参加しました。このイベントは、2026年に大学開学50周年を迎える節目のプレイベントに位置づけられ、同大学と包括連携協定を結ぶサーラグループ各社が協賛するとともに、サーラ住宅が研究・技術の事例発表のコーナーに招かれました。サーラ住宅は「環境とエネルギー分野:スマート省エネ社会の実現に向けた取組例」の枠に建設部の兵道博部長が登壇し、「省エネ基準義務化に伴う断熱性能強化について」を題目に講演しました。兵道さんは、本年4月からすべての新築住宅で断熱等性能等級4以上の省エネ基準が義務化されたことに触れ、同社の注文住宅「SINKA」シリーズが2030年に義務化される予定のZEH基準(等級5)を上回る等級6に標準対応していることや、最上位モデル「SINKA KIWAMI」は国内最高水準(等級7)を実現していることを説明し、同社の技術レベルの高さをアピールしました。

 その他、会場では次世代半導体の新研究施設や最先端植物工場などの見学ツアー、センサー技術や産学連携の基調講演、参加企業の取り組みや同大学の技術を紹介するポスター展示などがあり、参加者は情報交換を通じて新たなビジネス創出や協力関係構築の機会を探っていました。