大学院生の研究や地域の優れた教育・文化活動を応援

 公益財団法人神野教育財団(神野吾郎理事長)は、2025年度の各助成事業の対象者を決定し、7月28日、ホテルアークリッシュ豊橋において決定通知書授与式を開催しました。同財団は毎年度、大学院留学生への奨学金給付をはじめ、大学院生の海外研修に対する助成、東三河地域で行われる優れた教育・文化活動への助成に長年取り組んでいます。また、2021年度からは前理事長の故神野信郎氏の遺贈金により創設した「神野信郎基金」を活用し、神野新田を中心とする三河港の歴史・文化に関する調査・研究や次世代教育などへの助成を行っています。

 授与式では、はじめに神野理事長が「意志を持って自分の道を切り開く人々が少しずつ社会を作る。当財団は、地域社会へ貢献する人や世界に羽ばたく人を応援します。この機会に皆さんが互いに刺激し合い、さらに元気に活動してほしい」と挨拶しました。その後、決定通知書の授与に続き、助成対象者から活動内容の紹介が行われました。最後に選考委員長を務めた戸田敏行評議員(愛知大学地域政策学部教授)から講評と激励の言葉がありました。助成対象者の皆さんは休憩や懇談の時間を利用してお互いの活動などについて情報交換するなど交流を深めました。

助成対象者(敬称略、応募受付順)

第22回 教育・文化活動助成

谷口 由里子、上田 謙太郎、愛知大学 地域政策学部 藤井吉隆ゼミ、奥三河音楽連盟、特定非営利活動法人たはら広場、白土社の廻り舞台を回す会、御津吹奏楽団、豊橋創造大学短期大学部 キャリアプランニング科 SD嬢s、伊奈彦定展実行委員会

第5回 教育・文化活動助成(テーマ指定)

杉浦 博人、神野新田研究会