企業価値向上に向けた新たな取り組みとして提案し初採用

 グッドライフサーラ関東は、LPガス商社大手のアストモスエネルギーから購入したカーボンオフセットLPガスを神奈川オートガスにタクシー燃料として供給することで合意し、5月より販売を開始しました。カーボンオフセットLPガスは、生産から燃焼消費までの輸送を含めた全ての過程において発生する温室効果ガスを、認証機関による環境保全プロジェクトから得られたカーボンクレジットで相殺し、LPガス使用によるCO2排出を実質ゼロにすることができるLPガスです。サーラグループではカーボンオフセットLPガスのグループ外への供給は今回が初めてです。

 供給先の神奈川オートガスはタクシー会社12社で構成するLPガス燃料の共同購買会社で、グッドライフサーラ関東はその1社に名を連ね、事務局的な役割を担っています。2050年カーボンニュートラル実現に向け、大きな投資コストをかけずにプロモーション効果も発揮できる商材としてカーボンオフセットLPガスの導入を提案したところ、構成各社の賛同を得られ採用に至りました。月間12トンを供給し、年間で約475トン相当のCO2排出量の削減に貢献するこの取り組みは、神奈川県のタクシー事業者としては初の採用事例となります。担当した営業企画グループの伊藤進さんは、「当社の河田社長は常々『新しい提案を行い、お客さまや取引先企業の価値を高められる活動をしよう』と語っていましたが、今回、持続可能で企業価値向上に向けた取り組みとして提案したことが採用の決め手となりました。この事例を基にオートガス取引のある埼玉県や栃木県でも同様の提案ができないか探っていきたい」と話しています。