有事に備え、火災発生時の対応手順と消防署との連携を確認

 当社グループのサーラeパワーが運営する東三河バイオマス発電所において9月27日に豊橋中消防署(愛知県豊橋市)との合同消防訓練が行われました。

 近年、バイオマス発電所で発電用の燃料である木質ペレットに起因した火災事例が複数あることから、有事の際に二次災害の防止や被害の早期収束を図るため、消防署と連携した訓練を実施する運びとなりました。

 当日は豊橋市に加え、豊川市、田原市、新城市の消防職員も見学に訪れ、消防車両6台、総勢約50名が参加する大規模な訓練となりました。訓練では火災消火と負傷者救助における対応について相互の役割を確認しました。

 前半の消火訓練では、主燃料のPKS(パーム椰子殻)の貯留庫で火災が発生したことを想定し、社員による初期消火から消防への通報、消防による消火作業について手順と連携を確認しました。後半の救助訓練では、はしご車が出動し、約20メートルの高さから要救助者を地上に降ろす手順を確認しました。

 豊橋中消防署の野末昌孝署長は講評のなかで「被害を最小限に留めるためには相互連携が重要であり、今後も有事に備えて訓練を重ねていきたい」と話されました。

※本記事は当社グループの社内報から転載したものです